2017年

2歳児意外に強い説

ギアナ高地奥地の巨大畸岩ペドラピンターダに潜む精霊クルピラの魂が輪廻転生のすえ我が息子ピラ助として生を受けたことは業界ではつとに有名ですが、そのピラ助も今月で満2歳となりまして、西はサンダーソン博士の奇現象調査協会、神智学協会、東方聖堂騎士団、東はSANKIワールドワイド(藤岡弘、隊長の事務所)から学研ムー編集部まで、古今東西の秘密結社から続々と祝電を頂戴しています。あっ、ムー編集長の三上チャン、 […]

藤岡権現のお告げ

(前回までのあらすじ) 息子のキャラ設定を行なっているはずなのに、息子がいっこうに出てこない。 「あなたはもしや、かつて『藤岡弘、探検隊』を率いて地球上のあらゆる謎に立ち向かった伝説の探検隊長、藤岡弘、さんではありませんかッ!?」 「そうだ」 「や、やはりそうでしたか」 「あくまでも仮説だけどな」 「あっ、はい」 「外へ出ちまったなあー」 「あっ、はい。ところで隊長……なぜこんな民間の巫術師ふぜい […]

新婚恐山

やれやれ妻のキャラ設定がぶじ終わったので、次はその妻との間に産まれた一粒種、愛息のキャラ設定を行うとしましょうかね。 あれはそう、なんだっけ、今から3年ほど前の夏だったでしょうか。グロブスターの化身と思われるなぞ多き女グロヴィーヌと異類婚した僕は彼女と二泊三日の新婚旅行に出かけました。場所は若者に人気の避暑地、青森の恐山です。青森といえば門付芸能界の花形、瞽女を排出してきた土地でもあり、僕たち夫婦 […]

グロブ報恩譚

しかしあれなんですよ、これからはすこやかにこやかファミリー日記を書いてゆこうと高らかに宣言したものの、そもそもファミリー日記なんて書いたことがないのでまったくもって筆が進まないという産みの苦しみを味わっています。なぜ日記に産みの苦しみが伴うのかといった根源的な問題はさておき、やはり僕以外の登場人物、つまり僕の妻、子ども、お手伝いロボットといったキャラクター設定をしっかり練っておかないと話が転がらな […]

バルボア一家へのあこがれ

しかしあれですよね、復活したはよいものの、何を書けばよいのかという基本方針、骨太の執筆プランをしっかり考えておかないと天下の強豪ひしめくReadMe!において上位を狙うことは難しく、総合ランキング1000位以内に入ることすら至難の業であるに違いありません。 過去の日記で僕がどんなことを書きつづってきたかというと、おばけとか宇宙人とか巫女さんとか、ヌンチャクがどうしたとか藤岡弘、探検隊がどうしたとか […]

ReadMe!への挑戦

新年度はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りてテンションもあがり、男もすなる日記風サイトといふものを、今さらながらしてみむとてするなり。 などと古典にもありますように、新年度だしなにか新しいことを始めたいと思いたち、どうせなら他の人がやらないことを……と考えた結果、今から新たに日記系サイトを始めるおろか者はもはや本邦におるまいというわけで、90年代に始めた「日記風」を書きつぐことにしまし […]