バルボア一家へのあこがれ

バルボア一家へのあこがれ

しかしあれですよね、復活したはよいものの、何を書けばよいのかという基本方針、骨太の執筆プランをしっかり考えておかないと天下の強豪ひしめくReadMeにおいて上位を狙うことは難しく、総合ランキング1000位以内に入ることすら至難の業であるに違いありません。

過去の日記で僕がどんなことを書きつづってきたかというと、おばけとか宇宙人とか巫女さんとか、ヌンチャクがどうしたとか藤岡弘、探検隊がどうしたとか、もうそんなんばっかりですよ。学生のころはそれでもよかったのだろうさ。しかし、もはや不惑に差し掛かろうとするいい歳した僕がそんなことばかり書いていてはいけないと思いませんか。「進歩のない人間はよくない」と誰かが言っていましたがまさにその通り、これは誰の言葉だっけかな……まあ、こんなのは格言の域に達しておらず、そのへんのおっさんが飲み屋で日々普通にほざいてることですね。とにかく、そのへんのおっさんでも知ってる真理に従い、過去とはちがう日記を書きたい僕。しかるに年齢に応じた、ライフステージに応じた日記を書いていこうと心に誓いました。

若き日の僕、いわゆるヤングヒモロギが漠然と考えていた30-40代の自分の姿といえば、職業りっぱなエンジニア、郊外のプール付き邸宅に住み、結婚して妻ひとり子ひとりお手伝いロボット一台、という『ロッキー4』のバルボア一家みたいなかんじのイメージでした。むしろ今でも憧れ続けています。
六法全書に日記系サイトの虚偽記載を罰する法律は載っていないことを確認しましたので、これからこの日記は妻ひとり子ひとりロボット一台をともなうヒモロギ家の日常をつづったさわやかすこやかファミリー日記となります。全国の神社をまわって巫女さんの審美を判定する巫女さんミシュランの経過報告や、世界各地の海岸に流れ着く謎の肉塊グロブスターの話などはもはや登場しないので注意されたい。