温泉

万座温泉を旅する(前編)

この世のレジャーで最も至福のものはなにかと問うならば!(とうならばー!)、せっかくだから俺は「温泉ゲーム合宿」と答えるぜ。 それはつまりなにかというと、期待の新作ゲームが発売されて間もない時期に山奥の温泉に一人赴き、ひたすら温泉、ゲーム、温泉、ゲーム、温泉、ゲーム……と至福の行為を反復しながらだらだら過ごすという複合型レジャーのことです。だってさ、考えてもごらんよ。たとえばきみが家でゲームをしてい […]

あわら温泉を旅する

といっても前回の四万温泉とは違い出張旅行なので、旅情はほとんどないのですが。 夕方には宿にチェックインしてゆるりと温泉につかるはずだったのですが、いろいろあって仕事を終えたのは20時近く。慌ててえちぜん鉄道に飛び乗り、予約していたあわら温泉の宿、青雲閣へと向かいます。 ところで、えちぜん鉄道ではいまだにきっぷ売り場も改札も対人なんですね。東京ではこれらの業務はマシンやメカやヒューマノイドがAuto […]

四万温泉を旅する(後編)

18時、夕食のため大広間へ。「日本ボロ宿紀行」によると御膳を部屋に運んで食べてもよいということだったので僕もそうするつもりだったのですが、迷宮のような館内を行ったり来たりしながら御膳を運ぶのが面倒になり、けっきょく大広間で食べました。 「長八の宿」のジッさん並の超スピードでモシャモシャカリカリとめしを平らげ、ダッシュで風呂へ。他の宿泊客が大広間でのんびり食事しながら油断している間に、ひとりで風呂を […]

四万温泉を旅する(前編)

群馬の四万温泉を旅してきました。 ご承知のとおり僕は副業として古物商を営んでいるのですが、先日群馬山中のとある古刹のお坊さまから「世にも稀な神品を手放したい」という手紙が届きました。そして、彼と落ち合う先として指定されたのが四万温泉は「積善館」という宿だったのでした。 しかしあろうことか、お坊さまは投宿先の宿の橋の上で座禅を組んだまま死んでいるのが発見されました。そしてこの怪死事件を端緒に、僕はい […]