怪力乱神

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岩魚坊主

深山で無法ヤンチャなプレイスタイルの釣りに興じていると現れる妖怪。 ヤンチャなプレイスタイルの釣りといっても禁漁区での密漁とかガチン漁とかいろいろありますが、例えば「毒もみ」という漁法がありますね。山椒の皮かなんかを川に流すと周辺の魚がすべて死ぬのでラクして魚が獲れるそうです。 あるとき村の若い衆が毒を川に撒き散らしまくってゴキゲンな乱獲に興じていると、どこからともなく坊主が現れて「そんなことはや […]

ロルウイ

アボリジニの神話に登場する精霊。神と人間の中間に位置するとされますが、見た目は人間の若者とあまり変わらないようです。 アボリジニの神話によれば、大昔ヤムイモはジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィド時代』に登場する歩行植物トリフィドみたいに自由気ままに歩き回っていたんだそうです。 だもんで、畑でヤムイモを栽培しようと思っても、連中は収穫前にどこかに蒸発してしまうので、農民各位は学級崩壊したクラスを […]

歯黒べったり

「のっぺらぼう」のバリエーション。つのかくしを戴いた女性の姿で目鼻がなく、お歯黒のべったりついた口を大きく開いてげたげた笑うというもの。大半は狐狸の化けそこなったものであるとされます。 かような妖怪が生まれる背景として、お歯黒をつけた女性をグロいと感じる男性が当時から少なからずいたということではないでしょうか。男子と女子の美意識の乖離って今でもけっこうありますもんね。たとえばデコネイルとかデコスマ […]

ヅォン・ドゥー

1987年にその存在が初めて映像に捉えられたとされる有角の超巨大竜。人里離れたベトナム-ラオス国境地帯の山岳に潜み、現地の人間には「呪われた竜の使い」として忌避される存在であるという。 時はくだり2003年。その名も高き藤岡探検隊がこのUMAの探索を決行したその一部始終がドキュメンタリー番組として放映されたことにより、ヅォン・ドゥーの認知度は一躍高まった。 ヅォン・ドゥーの体長は10メートル超。外 […]

ナマズギツネ

岡山、広島、山口のあたりに現れる妖怪。 夜の小川でガボ、ガボという音がするので、大きな魚でもいるのかしらと不思議に思った通行人が川をのぞきこむと、そこより更に上流のほうでまたガボガボいう音がする。通行人は通行人なのだから字義のごとくそのままさっさと通行してゆけばいいものを、どうしても音の正体が気になるらしく、一時通行を中断して上流へと向かう。改めて耳を澄ますと、今度は更に上流のほうでガボガボ……こ […]

豆狸

子犬サイズの大きさの化狸で、西国に多く現れたといわれます。 この妖怪の特殊能力は「変化」。スタンドでいうとイエローテンパランスみたいなもの。イエローテンパランスは実体化したスタンドを体にまとうことで様々なものに擬態を行うわけなんですが、豆狸の場合は自分のきんたまの袋を思いっきり引きのばして頭からかぶるという力技。きんたまぶくろをかぶって化けるっておまえ。ジャングルの王者ターちゃんやアホーガンでさえ […]

孕のジャン

横須賀に現れる元米兵のジゴロ。関係した女性を一発必中で孕ませ、結婚生活を夢みる妊婦をメリケンサックでぶっ飛ばしては出産費用を持ち逃げするという「関東ジゴロ四天王」の一角だぞ。やがて魁ジゴロ塾の塾生となり、「死豪露大四兇殺」ではその悪名を世に轟かせたんだ。必殺技は目にも止まらぬF・P・M・Fだぞ。 というような解説を、名前の語感からなんとなく想像した人もいるんじゃないかと思うけど、あのね、そんなわけ […]

縊鬼

麹町に屋敷を構える組頭の組内には芸達者な同心がいて、最近は細かすぎて伝わらないものまね芸で仲間内の好評を博しておりました。 ある春の日、組頭宅では同役の寄合があり、そして夕刻からは酒宴が予定されていました。 組頭は同心に「お前の『極端なほどさ行が言えない江戸っ子のものまね』は絶品なので、接待役として必ず参加するように」と申しつけていたにも関わらず、いつまでたっても姿を現さない。客も「今夜は細かすぎ […]

石妖

昔むかし、伊豆山中での出来事じゃったと。 山奥で数人の石工が石の切り出し作業を行っていました。昼下がりの休憩時、缶コーヒーのジョージアを飲みながらだべっていると、どこからともなく場違いな服装の女がやって来たので一同おおいに驚いた。やや垂れ目ながらも二重の大きな瞳、そしてボリューミーな唇にセミロングという石原さとみのような容貌の女は、男好きのしそうな舌足らずな声で「てか、マッサージにきたんですけどー […]

水母娘娘

山西省の水母楼にまつられている萌え偶像。 晋祠村に美しいお嫁さんがおりました。たいそうべっぴんな乙嫁で、まるで森薫の描いた女性キャラクターのようじゃ、あんなに精緻な描きこみでよく締め切りに間に合うものじゃ、などとたいそうな評判でした。 さて、乙嫁さんの暮らす村には井戸も川もなく、毎日何里もの道のりを往復して生活用水を汲みにいくのが彼女の日課でした。嫁が苦労して確保してくれる貴重な水なんだから大事に […]