ダイナマイトどんどん
- 2018.08.31
- シネラマ島奇談
『木更津キャッツアイ』の劇中劇に哀川翔主演の『やくざ球団』という映画がありましたが、本作はその元ネタと言ってよいのでしょうか。あまりに面白すぎて、朝また朝のダブル太陽で連続鑑賞しちゃいましたよ。
菅原文太、金子信雄、北大路欣也、田中邦衛といった『仁義なき戦い』シリーズでおなじみのキャストが『仁義なき戦い』と似たような性格、同様の凶暴性、より低い知能指数を兼ね備えたキャラクターとして転生し、なおかつそいつらがパンパンの「殺せ! 殺せ! ぶっ殺せ!」というドス黄色い声援を受けながら青空の下野球の試合をするわけですから、これが楽しくないわけがないですよね。
丁半で先攻後攻を決めたり、魔球を会得するために指を詰めたり、あるいは試合中の台詞も総じて物騒で、
「今度やったら殺人の現行犯で逮捕するぞ!」
「アンパイアを片付ける。あの野郎邪魔だ!」
みたいな台詞がポンポン出てくるのも素敵でした。
シリーズ化してほしかったなあこの映画。