シネラマ島奇談

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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

なぞのゲーム「ジュマンジ」を起動すると謎の太鼓音がドンドコ響き渡り、登場人物たちはそれぞれが選んだアバターの姿となってゲームの世界に閉じ込められてしまうのであった…… といった設定は『ソードアート・オンライン』、もしくは「なろう系」などにも通底するかんじであり、いっけん日本的ではありますが、日本のクリエーターは「主人公が異世界では筋肉ムキムキのドゥエイン・ジョンソンになる」という設定を思いつかない […]

ジョジョの奇妙な冒険 ファントム ブラッド

ファンの贔屓目、山吹色の贔屓疾走目からみてもかなり微妙な出来でした。 よかった点は、DIOの馬車登場シーンの原作に肉薄する大仰さとsoul’d outの主題歌がわりとかっこよかったことくらい。 話自体はかなり大胆なダイジェストとなっており、タルカスとブラフォードらしきゾンビは2秒くらいしか登場しないし、ダイアーやストレイツォの出番はカット、ポコやポコのお姉ちゃんも未登場なので「明日って […]

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

時は20世紀のサンフランシスコ、一人のインタビュアーを前に己の半生を淡々と語るルイから映画は始まります。彼の紡ぎ出す物語たるや実に奇想天外なもので、彼の昔話は18世紀のニューオリンズ、吸血鬼レスタトとの出会いから狂い始めていくのであった……といったかんじのハートフル日陰者ストーリー。モンスターパニックムービーではなく、人間を糧として永遠に生き続けなければならないヴァンパイアの苦悩をつづった陰気で面 […]

ツールボックス・マーダー

新婚夫婦の越してきたレトロなアパートは、実は黒魔術にどハマりした変態が独自の魔術理論に基づいて設計したアメリカ版「三角屋敷」だった! アパート内部の隠し部屋を暗躍し、住人を次々に毒牙にかけてゆく殺人鬼! なんと恐ろしい! ……しかしそれにしても、住人の居住空間の延べ床面積よりも広いんじゃないかと思われるほどゆったりした平米の隠し部屋って一体!? アパートの管理人さんも、建物の大きさに対する住人たち […]

アインシュタインの脳

今なおどこかに保存されているといわれる「アインシュタインの脳」を求め単身渡米したアインシュタイン研究家の杉元賢治教授を追ったハートフルアブラギッシュドキュメンタリー映画。入国審査官に「What’s the porpose of your visit?」と問われて「あいむ、るっきん、ふぉー、ざ、あいんしゅたいんず、ぶれいん!」と元気よく答える杉元教授の雄姿を見よ! 本作の魅力は杉元教授の発散する中年 […]

チェンジリング

失踪した愛息が無事発見されたものの、外見がなんか違うし、身長も縮んでるし、あげくの果てには割礼まで施されている。とりま別人、頭を冷やして只管打坐してみてもよく見りゃ別人、あらゆる可能性をふまえ沈思黙考したところでやっぱり別人、そもそもおちんちんの形が違うじゃないのよ! うちの子のおちんちんはこんなんじゃないのよ! うちの子のおちんちんを返してよ! と必死で警察に訴える母親。しかし警察も医者も母親の […]

スティング

フッカーとゴンドーフの年の差詐偽コンビは友人の仇をうつべく、こわもてマフィアのロネガンに一世一代のハッタリ詐偽をかまそうとするのだが……といったかんじのアカデミー賞受賞作。脚本・俳優・音楽すべてが素晴らしいという稀有な作品。復讐譚のくせして実に爽やかに終わる話の締め方も大好き。中盤の賭けポーカーのくだりは『ジョジョ』のダービー戦でもトレースされるほどの秀逸さ。ほんとうにもう、この映画はどこをとって […]

ガンマン大連合

メキシコ革命といえば、生き馬の目を抜きつ抜かれつの大変ハードな時代なのですが、そんな魔地メキシコで生き馬の目を規定量以上にくり抜き続ける本作の登場人物たちを紹介します。 まずはヨドラフ。この人はスウェーデンからはるばるやってきた武器商人で、メキシコに似合わない揃いスーツの伊達姿や「ペンギン」という愛称とは裏腹に、ひとたびガトリング砲を持てば全弾撃ちてし止まんという二面性を持った危険人物です。娼婦を […]

ヤクザと憲法

やくざを扱った映画ですが暴力的なシーンはほとんどなく、怖いというなら組長の年不相応な若々しさが一番怖いです。悪魔的に若い。怖い、怖いよ……。 かの名作『ゾンビ』ではゾンビという不死の怪物の生態と、彼らに対抗しつつ終末社会をしたたかかに生き抜く人間を描くことによって「人間はゾンビより怖い」「人間ほど怖いものはない」ことを観客に強く印象づけたわけですが、本作は西成ヤクザの生態と、彼らがなすすべもなく四 […]

エクスクロス 魔境伝説

非常に面白いB級娯楽映画でした。僕はかつて深作健太監督をBENTA深作とかいって侮っていましたが(cf.『キルビル』のエンドクレジット)、こんなに上質なB級映画を作れる方とは知りませんでした。大変失礼しました。陳謝いたします。 上質B級映画を構成するのはたとえば、思わず失笑せざるを得ないような設定だったり、誰かに話さずにはいられなくなるようなシュールな画だったりと、それらはなかなか計算して作れるも […]

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