日記風

門付! ぐるぐる港区

門付の旅より帰ってまいりました。 いつもは東北や裏日本を中心に漂泊する我ら世間師一家ですが、東北や裏日本の寒村はどこも貧しいため貰える祝儀も少なく、新型iPadとApple Pencilを買うためにはもっと実入りの良いところを回らなければ、ということで東京23区平均年収ランキング第一位の港区を重点的に漂泊してきました。 しかし港区はだめですね。港区には人情というものがない。門付をしようにも、タワー […]

狐狸と毒蟲

夏休みは宮城の実家に帰省していました。 実家はかつて2chで近隣に杉沢村があると噂されたことがあるようなモーストデンジャラス寒村なので、周辺には魑魅魍魎魔獣毒蟲の類がわりとフランクに跋扈しています。帰省中、どこかの2歳児が祖父の凡ミスにより行方不明になるもスーパーボランティアに発見されるというニュースをテレビでやっていましたが、それを観たここらの住民は 「ああ、こりゃ神隠しじゃのう」 「懐かしいの […]

君のクラスの一番うしろ

我が家にはアマゾンの精霊クルピラの子どもが住んでいるのですが、彼には将来よい仕事に就いて不自由のない暮らしをしてほしいもの。かくして彼を実地で鍛えあげるため、サブカルの総本山である中野ブロードウェイに連れていきました。 「あっ、あれはなに?」 「ははは、あれは超人墓場だよ。おもにキン肉マンのTシャツなどを売っているのだ」 「あっ、あれはなに?」 「ははは、あれはタコシェだよ。作家の中でも特に日陰者 […]

ピアノと管弦楽のための組曲「宿命」

漂泊の旅より帰ってまいりました。 日本全国津々浦々、様々なところを巡ってきました。深山の斜面にへばりつく寒村、鈍色の波濤に揉まれる裏日本の寒村、風雪に途絶され鳥すら往来しない北国の寒村など、寒村から寒村を巡る足掛け一年にわたる門付の旅でした。 門付と一口に言っても瞽女、万歳、祭文語り、神楽に獅子舞といろいろありますが、われわれの場合はまず妻がおとない先で三味線を引いて祝唄を歌い、それに合わせて僕が […]

2歳児意外に強い説

ギアナ高地奥地の巨大畸岩ペドラピンターダに潜む精霊クルピラの魂が輪廻転生のすえ我が息子ピラ助として生を受けたことは業界ではつとに有名ですが、そのピラ助も今月で満2歳となりまして、西はサンダーソン博士の奇現象調査協会、神智学協会、東方聖堂騎士団、東はSANKIワールドワイド(藤岡弘、隊長の事務所)から学研ムー編集部まで、古今東西の秘密結社から続々と祝電を頂戴しています。あっ、ムー編集長の三上チャン、 […]

藤岡権現のお告げ

(前回までのあらすじ) 息子のキャラ設定を行なっているはずなのに、息子がいっこうに出てこない。 「あなたはもしや、かつて『藤岡弘、探検隊』を率いて地球上のあらゆる謎に立ち向かった伝説の探検隊長、藤岡弘、さんではありませんかッ!?」 「そうだ」 「や、やはりそうでしたか」 「あくまでも仮説だけどな」 「あっ、はい」 「外へ出ちまったなあー」 「あっ、はい。ところで隊長……なぜこんな民間の巫術師ふぜい […]

新婚恐山

やれやれ妻のキャラ設定がぶじ終わったので、次はその妻との間に産まれた一粒種、愛息のキャラ設定を行うとしましょうかね。 あれはそう、なんだっけ、今から3年ほど前の夏だったでしょうか。グロブスターの化身と思われるなぞ多き女グロヴィーヌと異類婚した僕は彼女と二泊三日の新婚旅行に出かけました。場所は若者に人気の避暑地、青森の恐山です。青森といえば門付芸能界の花形、瞽女を排出してきた土地でもあり、僕たち夫婦 […]

グロブ報恩譚

しかしあれなんですよ、これからはすこやかにこやかファミリー日記を書いてゆこうと高らかに宣言したものの、そもそもファミリー日記なんて書いたことがないのでまったくもって筆が進まないという産みの苦しみを味わっています。なぜ日記に産みの苦しみが伴うのかといった根源的な問題はさておき、やはり僕以外の登場人物、つまり僕の妻、子ども、お手伝いロボットといったキャラクター設定をしっかり練っておかないと話が転がらな […]

バルボア一家へのあこがれ

しかしあれですよね、復活したはよいものの、何を書けばよいのかという基本方針、骨太の執筆プランをしっかり考えておかないと天下の強豪ひしめくReadMe!において上位を狙うことは難しく、総合ランキング1000位以内に入ることすら至難の業であるに違いありません。 過去の日記で僕がどんなことを書きつづってきたかというと、おばけとか宇宙人とか巫女さんとか、ヌンチャクがどうしたとか藤岡弘、探検隊がどうしたとか […]

ReadMe!への挑戦

新年度はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明りてテンションもあがり、男もすなる日記風サイトといふものを、今さらながらしてみむとてするなり。 などと古典にもありますように、新年度だしなにか新しいことを始めたいと思いたち、どうせなら他の人がやらないことを……と考えた結果、今から新たに日記系サイトを始めるおろか者はもはや本邦におるまいというわけで、90年代に始めた「日記風」を書きつぐことにしまし […]