クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でトム・クルーズが好演した吸血鬼レスタトをなんかそのへんのにーちゃんが演じ、よせばいいのにレスタトのその後を描いてしまった本作。とはいえそれなりに面白かったです。 それにしても、本作は前作と比べてだいぶトホホ度があがってます。へっぽこバンドのロッキン演奏によって百年の眠りから目覚めてしまうレスタトもレスタトですが、「吾輩はヴァンパイアである」と言い張るレスタト […]

平成ジレンマ

かつて戸塚ヨットスクールといえば、お母さんが聞きわけのないお子さんを叱るときに「言うこと聞かないと戸塚ヨットスクールに連れていくわよ!」とその名をチラつかせるだけで子供がビビりまくったという昭和の最恐しつけアイコンでした。つまり民俗学的には「なまはげ」「隠れ座頭」「夜道怪」「百々爺」「ゲドガキのバケモン」などの妖怪と同列で、それはまあ大したものだったわけですが、その昭和の大妖怪が平成の現在いったい […]

ダキ

佐賀県鎮西町の加唐島に現れた妖怪。 漁師の親父と息子二人が加唐島の海岸で火を起こしていると、なぞの怪女がふらりとやって来て「魚をくれ」と傲岸不遜なリクエストをしてきました。 「おいおい、このおばさん、貨幣経済や市場原理というものをまるでわかっていないのとちがうか」 「消費者のモラル低下もついにここまできたかってかんじだな。モンスター消費者ってレベルじゃねーぞ」 などと、兄弟が顔を見合わせて苦笑いを […]

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

なぞのゲーム「ジュマンジ」を起動すると謎の太鼓音がドンドコ響き渡り、登場人物たちはそれぞれが選んだアバターの姿となってゲームの世界に閉じ込められてしまうのであった…… といった設定は『ソードアート・オンライン』、もしくは「なろう系」などにも通底するかんじであり、いっけん日本的ではありますが、日本のクリエーターは「主人公が異世界では筋肉ムキムキのドゥエイン・ジョンソンになる」という設定を思いつかない […]

ジョジョの奇妙な冒険 ファントム ブラッド

ファンの贔屓目、山吹色の贔屓疾走目からみてもかなり微妙な出来でした。 よかった点は、DIOの馬車登場シーンの原作に肉薄する大仰さとsoul’d outの主題歌がわりとかっこよかったことくらい。 話自体はかなり大胆なダイジェストとなっており、タルカスとブラフォードらしきゾンビは2秒くらいしか登場しないし、ダイアーやストレイツォの出番はカット、ポコやポコのお姉ちゃんも未登場なので「明日って […]

岩魚坊主

深山で無法ヤンチャなプレイスタイルの釣りに興じていると現れる妖怪。 ヤンチャなプレイスタイルの釣りといっても禁漁区での密漁とかガチン漁とかいろいろありますが、例えば「毒もみ」という漁法がありますね。山椒の皮かなんかを川に流すと周辺の魚がすべて死ぬのでラクして魚が獲れるそうです。 あるとき村の若い衆が毒を川に撒き散らしまくってゴキゲンな乱獲に興じていると、どこからともなく坊主が現れて「そんなことはや […]

見えない友だち

オカルト育児大劇場 第ニ話「見えない友だち」 次男だけでなく、怪異は長男の周辺でも起こり始めていました。というのも、長男が家の中にいる「パンパン」という名の友だちのことをしきりに語るようになったのです。もちろんそのような者の出入りはあるはずもなく、僕は恐怖に打ち震えました。しかしそんなことなどお構いなしに、長男はその「友だち」のことを嬉々として語り続けるのでした。 「どれ長男、抱っこしてあげよう。 […]

ロルウイ

アボリジニの神話に登場する精霊。神と人間の中間に位置するとされますが、見た目は人間の若者とあまり変わらないようです。 アボリジニの神話によれば、大昔ヤムイモはジョン・ウィンダムのSF小説『トリフィド時代』に登場する歩行植物トリフィドみたいに自由気ままに歩き回っていたんだそうです。 だもんで、畑でヤムイモを栽培しようと思っても、連中は収穫前にどこかに蒸発してしまうので、農民各位は学級崩壊したクラスを […]

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア

時は20世紀のサンフランシスコ、一人のインタビュアーを前に己の半生を淡々と語るルイから映画は始まります。彼の紡ぎ出す物語たるや実に奇想天外なもので、彼の昔話は18世紀のニューオリンズ、吸血鬼レスタトとの出会いから狂い始めていくのであった……といったかんじのハートフル日陰者ストーリー。モンスターパニックムービーではなく、人間を糧として永遠に生き続けなければならないヴァンパイアの苦悩をつづった陰気で面 […]

育児とオカルト

「七つ前は神のうち」という言葉もあるように、一定年齢に達する前の子どもは異界・霊界・幽冥界といった人外の世に片足を突っ込んだ超自然的存在なのだといわれることがあります。翻って僕は四十だし、霊感もないし、異界との接点や怪奇体験といったものはないに等しかったのですが、現在わが家には3歳と0歳の子どもがいるせいなのか、彼らを介して怪奇な事象に遭遇する機会が増えました。 僕は育児だけではなくオカルトにも造 […]

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